【受験ハック05】受験科目分析<国語><理科>

アサノジュク塾長 浅野太輝

2018年06月22日 07:57


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みなさん、こんにちわ。アサノジュク塾長の浅野です。


本日で第5回目となりました。


過去4回の記事は下記のリンクからご覧いただけます。


【受験ハック04】合格までの道のり解析(卒業生編)
http://asanotaiki.ti-da.net/e10533661.html


【受験ハック03】各高校の情報を手に入れよう
http://asanotaiki.ti-da.net/e10517461.html


【受験ハック02】志望校の選び方
http://asanotaiki.ti-da.net/e10504028.html


【受験ハック01】沖縄の高校入試について
http://asanotaiki.ti-da.net/e10491349.html



今日からは3回に分けて、受験問題の概要を皆様にお伝えします。






【受験ハック05】受験科目分析<国語><理科>


基本的なことから改めてご説明いたしますね。


毎年3月2週目に入試当日が予定されています。


試験科目の順序も固定されており、初日は国語・理科・英語、2日目は社会・数学・面接となっています。


副科目(音楽・体育・美術・技術/家庭)は試験がなく、その分を内申点の優遇でフォローしています。


5科目の試験はいずれも概ねのフォーマットが決まっており、


その範囲内で少しずつ(時には大胆に)試験の様子を変化させています。


特に、ここ数年は2020年の大学入試改革に向けて試験内容が毎年更新されています。


今年度も、昨年度とは一味違った試験が準備されると予想されます。


まずは国語から、ご説明します。


◆ 全科目中最大配点の問題がある。


国語のなかで一番の目玉問題と言えるのは、最後の1問に準備されている小論文(作文)問題です。


H28年度までは200文字以上300文字以下の作文を1つ、


H29年度からは100文字以上140文字以下の作文を2つ記述する必要があります。


この設問内容(テーマ)は事前に与えられることはなく、試験開始と同時に確認することができます。


昨年度(H30年度)は沖縄県の観光に関する設問が出題されました。


文章および図表の読解と、限られた時間内での記述能力が問われ、


全5科目の中での最大配点10点がここで左右されます。


先にも述べた通り、この設問は最後の1問として毎年登場しており、


十分に演習を繰り返していない生徒の場合は、タイムオーバーのため記述できないことが頻発します。


実際にこの1問の記述のみに割ける時間は10分程度で、


手を止めてじっくり考えて書き始める時間はない、と言えます。


ここはトレーニング(演習)によって確実に準備を必要とするシーンです。


◆ 全体像について


その他には全4つの大問が準備されており、小説・論説文・古文/漢文・対談の多方面に渡る読解力が求められます。


中でも、対談文は教育・学問・社会・経済などがテーマとなることが多く、多くの生徒にとって慣れない(楽しくない)内容と言えます。


テーマを理解すること、咀嚼(そしゃく)しながら読むこと、主要な考えを抜粋すること、


この3点がスムーズに行うことができれば、高得点が期待されます。


また、多くの方が想定される漢字などの基本問題(記憶に頼る問題)はほとんど出ないと言える状況です。


過去の傾向から狙い撃ちできる点としては、古文/漢文にまつわる歴史的仮名遣いや書き下し文の設問です。


全体を通して読解力・答案を書く速さの2点が強く求められている試験と言えます。




続いて、理科の解説です。


◆ 全科目中で最高得点が出やすい科目


理科はもっとも準備と得点が正比例しやすい科目です。


中学生らは第1分野・第2分野という分け方で中学校の理科を学んでいますが、


高校に進学すると、生物・化学・物理・地学の4分野に別れて指導されます。


実は、中学校の理科も同様に第1分野には物理・化学、第2分野には生物・地学が含まれています。


そして、1年ごとに4分野を1つずつ指導されています。


中1生では、植物・状態変化・音/光/圧力・地震/地層を、

中2生では、動物・化学変化・電流・気象

中3生では、遺伝・イオン・運動・天体を学んでいます。


入試問題は全8問の大問が準備されており、上記の12単元のうち8つが出題されます。


基本的な勉強の手法としては、苦手な分野を克服していくことが求められます。


上記の中では生物分野は比較的理解が容易で、物理・地学の分野に悩む生徒が多いと感じます。


中でも天体は中3の冬が学習時期となる中学校が多いですから、


受験までに十分な熟成期間を経ないまま、試験本番を迎えるケースが多くあります。


逆に捉えれば、全範囲(12単元)を全て理解できた生徒は、ほとんど想定内の問題だけを解くこととなります。


"瞬発力で解く"という表現をすることがありますが、


まさに設問や図表を見れば、これまでの記憶と照らし合わせて、即座に答えを導き出せる問題が多数あります。


まずは1つでも多くの問題がそのような"瞬発力で解く"ことができる状況を作り上げることが、


大きな自信を身につける手法となります。


◆ 昔の単元から理解を取り戻す


受験勉強開始時には、多くの生徒らが古い記憶を失っています。


しかし、古い単元ほど理解は簡単ですから、まずはその取り戻しから行います。


ここで注意ポイントがあります。


いきなり全範囲の振り返りを始めないことです。


上記にもある12単元のうち、短い時間で振り返りを完了できそうな単元(例えば植物)から必ず開始します。


多くの生徒が志望校を検討する際の指標とする模擬試験にプレ入試があります。


プレ入試の理科は第1回〜第3回まで次第に出題単元が増加します。


特に第1回(9月)の出題範囲は"中1・中2の8単元"と定められています。


ここで納得の結果を手に入れ、自信を身につけ、残り半年の受験準備に弾みをつける意味でも、


古い単元(簡単な単元)から、1単元ずつ、丁寧に取り戻しを行うことは効果的です。




◆ 最後に。


各設問に対する解答法はここでお伝えすることが難しいので割愛しました。


まず、このブログをご覧いただいている皆様に理解いただき、実践いただきたいことは、


各科目の全体像を把握することです。


もちろん簡単なことではありません。


過去問によく目を通し、実際に手を動かし、ミスを確認し、そのサイクルを何度も行うことで、


科目の特徴と自分自身を見つめることが出来ます。


1つ1つの解法だけを求めるのではなく、


自分にとっての必要最高得点に早く達する方法をいっしょに考えましょう。



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